福祉・医療職からのキャリアアップ!ケアマネとして働くメリット・デメリットを解説

キャリアアップ
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ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護福祉士や看護師など、福祉や医療分野の国家資格を持つ方がキャリアアップとして目指せる資格です。しかし、実際の働き方や仕事内容について、「自分に合っているのか」「どんなメリット・デメリットがあるのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ケアマネとして働くメリットとデメリットを、働き方の違いも踏まえながら解説します。これからケアマネを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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ケアマネ(介護支援専門員)の仕事内容

ケアマネジャーは、介護を必要とする方が適切なサービスを利用できるよう支援する専門職です。主な業務は以下のとおりです。

  • ケアプラン(介護サービス計画)の作成
  • 利用者・家族との面談、アセスメント
  • サービス担当者会議の開催・運営
  • モニタリング(サービス利用状況の確認)
  • 給付管理業務
  • 関係機関との連絡調整

働く場所は、大きく分けて居宅介護支援事業所介護施設の2種類があります。

ケアマネとして働く5つのメリット

ケアマネとして働くメリットを5つ紹介します。

1.夜勤がなく生活リズムが整いやすい

ケアマネ業務は、相談業務やケアプランの作成、モニタリングが中心のため、日勤帯での勤務が基本です。早出や遅出、夜勤がないため、子育てや介護中の方も家庭との両立がしやすい働き方です。

介護職員時代に夜勤や変則シフトで生活リズムが乱れていた方が、ケアマネに転身したことで体調が安定したという声も聞かれます。

2.身体的負担が少ない

ケアマネの業務は、面談・記録作成・調整業務が中心です。直接的な介助業務がほとんどないため、腰痛などの身体的負担を抱えていた方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。長く働き続けたい方にも適した働き方です。

3.処遇改善が進みつつある

ケアマネの給与については、長年「業務量や責任の重さに見合っていない」という声がありました。これまでの介護職員等処遇改善加算は、介護職員を主な対象としており、居宅ケアマネは対象外だったためです。

しかし、2025年度補正予算による先行的な支援として、ケアマネにも月額1万円程度の賃上げが実施されています。さらに2026年6月の介護報酬改定では、居宅介護支援事業所も処遇改善加算(加算率2.1%)の対象として正式に加わりました。

ケアマネを取り巻く処遇は、改善に向けて動き出している過渡期にあります。今後の動向に注目していきましょう。

参考:厚生労働省「介護職員等処遇改善加算の拡充」「厚労省通知

4.キャリアの選択肢が広がる

ケアマネ資格を取得すると、その後のキャリアの選択肢が広がります。

  • 主任介護支援専門員へのステップアップ
  • 居宅介護支援事業所の管理者
  • 地域包括支援センターの職員
  • 施設の管理職

介護業界で長くキャリアを築きたい方にとって、ケアマネ資格は次のステップにつながる資格です。

5.利用者の生活全体に関わるやりがい

ケアマネは、利用者の生活全体をコーディネートする立場です。利用者・家族の希望を聞き取り、必要なサービスを組み合わせて生活を支えていく仕事には、介護職とは違ったやりがいがあります。

利用者から「あなたに担当してもらってよかった」と感謝の言葉をかけられたときには、ケアマネとしてのやりがいを実感できるでしょう。

ケアマネとして働く5つのデメリット

一方で、ケアマネにはデメリットや大変な側面もあります。

1.精神的な負担を感じる場面がある

利用者・家族・サービス事業所・医療機関など、立場の異なる関係者の意見をまとめる場面では、精神的な負担を感じることもあります。家族間で意見が分かれるケースでは、丁寧な対話と調整力が求められます。

2.時間外対応が発生することがある

利用者や家族の都合に合わせて面談を行うため、平日の日中以外に対応が発生することもあります。利用者の急変や緊急時には、勤務時間外に連絡を受けることも考えられるでしょう。

3.5年ごとの更新研修に時間と費用がかかる

ケアマネ資格は5年ごとの更新制で、更新には研修の受講が必要です。研修時間は数十時間に及び、費用も発生するため、働きながらの研修受講は時間のやりくりが必要になります。

4.事務作業の比重が大きい

ケアプランの作成や給付管理、モニタリング記録など、書類業務の比重が大きいのもケアマネの特徴です。介護現場で身体を動かす仕事とは異なる種類の負担を感じる方もいます。

5.責任の範囲が広い

ケアプランを作るには、サービスの選択やスケジュールの調整だけでなく、家族との関係や住環境など、利用者を取り巻く状況まで踏まえる必要があります。考慮すべき範囲が広く、責任も大きくなりやすい仕事です。

居宅ケアマネと施設ケアマネ、働き方の違い

ケアマネの働き方は、居宅と施設で大きく異なります。担当できる利用者数の上限も次のように異なります。

  • 居宅ケアマネ:1人あたり最大50件(事務職員の配置とケアプランデータ連携システムの活用が条件)
  • 施設ケアマネ:1人あたり100件

居宅ケアマネは利用者宅を訪問しながらケアプランを作成・見直しするため移動時間が発生し、施設ケアマネは多くの利用者を抱えながら計画的にモニタリングや会議運営を進める必要があります。

それぞれの仕事内容や向いている人については、以下の記事で詳しく解説しています。

▼関連記事:居宅ケアマネジャーと施設ケアマネジャーの違いを解説

施設ケアマネは兼務になることもある

施設ケアマネのなかには、施設の方針によって介護業務が割り振られたり、夜勤シフトに入ることもあります。介護職員との兼務を求められるケースもあり、現場で勤務するケアマネからは次のような声が聞かれます。

  • 兼務の場合は手当が支給されるが、2つの職種を同時進行するのは正直大変
  • 介護業務の合間に時間を見つけて、ケアマネ業務を進めている
  • どうしても間に合わない時は、残業で対応している

施設ケアマネへの応募を検討する際は、ケアマネ業務に専従できる施設なのか、介護業務との兼務があるのかを事前に確認しておくと安心です。

介護職からケアマネに転職した人がよく感じるギャップ

介護職からケアマネにキャリアチェンジした方が、入職後によく感じるギャップを紹介します。

直接ケアから離れる寂しさ

介護現場では利用者の身体に直接触れて支援していたのに対し、ケアマネは面談や調整が中心です。「利用者と過ごす時間が減った」「現場で支援している実感が減った」と感じる方もいます。

事務作業・パソコン作業の多さ

ケアプランの作成、給付管理、記録など、パソコンに向かう時間が大幅に増えます。介護現場で身体を動かしていた働き方とは大きく異なるため、慣れるまで戸惑う方もいるでしょう。

利用者・家族との関係の深さ

ケアマネは利用者の生活全体に関わるため、家庭環境や経済状況など、踏み込んだ事情を知ることになります。介護職時代より深く関わる分、心理的な距離感の取り方を意識する必要があります。

ケアマネに向いている人

最後に、ケアマネに向いている人の特徴を紹介します。

コミュニケーションが好きな人

利用者・家族・他職種との対話が業務の中心となるため、人と話すことが好きな方に向いています。

計画的に仕事を進められる人

居宅ケアマネは多くの利用者を担当し、施設ケアマネは100件のモニタリングや会議運営を担います。スケジュールを立てて計画的に進められる方が向いています。

利用者の生活全体に関心がある人

ケアプランは、利用者の暮らしを支える計画書です。介護面だけでなく、家族関係や生活環境にも関心を持って向き合える方に適しています。

学び続ける姿勢のある人

介護保険制度は3年ごとに改定があり、ケアマネは常に最新の制度知識をアップデートする必要があります。学び続ける姿勢のある方に向いている職種です。

なお、ケアマネ試験の受験資格や合格率、資格取得までの流れについては、別記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

▼関連記事:ケアマネジャー資格の取得方法!試験概要から活躍できる場所までご紹介

まとめ

ケアマネとして働くことには、夜勤がなく生活リズムを整えやすい、身体的負担が少ないなどのメリットがあります。給与面でも、2025年12月から賃上げの先行支援が始まり、処遇改善に向けた動きが進んでいます。

一方で、精神的な負担や事務作業の多さ、5年ごとの更新研修などのデメリットもあります。働く場所によっても業務内容は異なり、施設ケアマネのなかには介護業務との兼務を求められるケースもあるため、転職活動をする際には働き方を確認することが大切です。

これからケアマネを目指す方は、本記事を参考にメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った働き方を見つけていきましょう。

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