【介護の仕事】老健とはどんな施設?仕事内容や給料、向いている人を紹介!

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介護職としての就職先を検討している方の中には「いろいろな介護施設があるけれど、どれを選んだら良いんだろう…」と不安をお持ちの方も多いのでは?

介護施設はそれぞれで特徴や仕事内容が違うため、よく理解して就職先を決めることが大切です。

そこで、今回は、介護職が活躍できる就職先のひとつである「介護老人保健施設」についてご紹介します。

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介護老人保健施設とはどんな施設?

介護老人保健施設(老健)は、介護保険が適用される「介護保険施設」のひとつです。

病院と自宅の中間施設としての位置付けで、医療ケアやリハビリテーション、介護などのサービスを提供し、在宅復帰を目指します。

入所対象者は、要介護1以上の方で病気や怪我で入院し、病状は安定しているものの、すぐに家に戻ることが難しい状態の方です。

入所期間は、原則として3ヶ月(最長で6ヶ月)のため、入所者の入れ替わりが早いというのも介護老人保健施設の特徴です。

老健で働く職種と配置基準

老健で働く職種と配置基準は以下の通りです。

医師常勤で1人以上、100:1以上
薬剤師実情に応じた適当数(300:1を標準とする)
介護職員
3:1以上、うち看護は2/7程度
看護職員
支援相談員施設に1人以上、100:1以上
理学療法士

100:1以上
作業療法士
言語聴覚士
栄養士入所定員100以上の場合、1以上
介護支援専門員1以上(100:1を標準とする)

老健は医療ケアやリハビリテーションに重点を置いているため、医師が必ず常駐し、看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの医療職・リハビリ職が充実しているのが特徴です。

老健の仕事内容

介護老人保健施設における介護職の仕事内容は、利用者の必要に応じて排泄や入浴などの身体介助など日常生活に必要な生活介助がメインです。

医療職・リハビリ職・栄養士と連携して、利用者の在宅復帰を目指します。

介護職が中心となって行うレクリエーションや行事は少なめです。なお、多くの老健では、看護師も夜勤のシフトに入るため安心感があります。

老健の給料

参照:厚生労働省「令和4年度介護職員平均給料等」によると、介護老人保健施設(老健)の介護職員(常勤)の平均月給は、339,040円となっています。

また、基本給とは別に手当として、資格手当や夜勤手当、役職手当、通勤手当などが支給されるようです。

賞与の有無や金額は、施設によって異なりますが、老健では2〜4ヶ月分が一般的のようです。

老健はどんな人に向いている?

老健で働くことに向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。ここでは、老健に向いている人の特徴を紹介します。

  • リハビリテーションに興味が持てる人
  • チームケアに興味のある人
  • コミュニケーション能力がある人

医療職やリハビリ職、栄養士などの他職種と連携して業務を進められる人が向いています。

また、老健は入所者の入れ替わりが早いので、新しい入所者への対応力やコミュニケーション能力が高い人が向いていると言えるでしょう。

まとめ

老健では、入所者の在宅復帰を目標として、医師や看護師、リハビリ職など医療職などと協力して働きます。

医療やリハビリの知識や技術を間近で見ることができる環境であるため、医療系の知識や医療的な観点で介護を学ぶことができるのが魅力です。

介護職としてスキルアップしたい方は、就職先・転職先のひとつとして老健を検討してみてはいかがでしょうか。

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