【介護の仕事】ショートステイとは?介護職員の仕事内容・やりがい・メリットを解説!

キャリアアップ
記事内にプロモーションが含まれています。

ショートステイは、介護が必要な人が短期間施設に宿泊しながら、日常生活の支援や機能訓練を受けるサービスです

ショートステイで働く介護職員が、どのような仕事をしているのか気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで、今回は、ショートステイの仕事内容や働くやりがい、メリットなどを紹介します!ショートステイの仕事に興味のある方はぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク

ショートステイとは

ショートステイでは、施設に1泊2日から連続30日以内の短期間だけ入所する利用者に対し、入浴や排泄、食事といった日常生活の援助や機能訓練などを行います。

ショートステイには、2つの目的があります。

  • 自宅にこもりきりの利用者の孤独感の解消や心身機能の維持回復
  • 日常的に介護を行う家族の介護の負担軽減

ショートステイは、利用者が可能な限り自宅で自立した生活を送れるよう、自宅にこもりきりの利用者の孤独感の解消や心身機能の維持回復を目的としています。

また、ショートステイを利用することで、介護を行う家族が一時的に介護から離れることができます。このような息抜きが、介護者の休息や心身の健康維持につながります。

ショートステイの対象者

ショートステイは、要介護1〜5の認定を受けている方が対象です。要支援1・2の方は介護予防の目的で利用できます。

ショートステイの種類

ショートステイには、施設の種類によって「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2つがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。

短期入所生活介護(一般型ショートステイ)

特別養護老人ホームや専用施設に宿泊しながら日常生活援助やレクリエーションなどのサービスを提供するショートステイです。

利用者が受けられるサービス内容は、食事や排泄、入浴といった日常生活の介助のほか、レクリエーション、機能訓練、健康管理などです。

なお、短期入所生活介護の施設には、特別養護老人ホームなどに設置された「併設型」とショートステイに特化した「単独型」があります。

短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

短期入所療養介護は、介護老人保健施設や介護医療院に宿泊しながら、医療的ケアやリハビリテーションなどが受けられるショートステイです。

短期入所生活介護と異なるのは、医療ケアの側面が強い点です。日常生活上の介護だけでなく、医療や看護などのケアやリハビリ専門職による機能訓練が受けられるなど、短期入所生活介護よりも医療系のサービスが充実しています。

そのため、医師や看護師、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった医療専門職が手厚く配置されているのが特徴です。

ショートステイの介護職員の仕事内容

ショートステイで働く介護職員の主な仕事内容は、以下の3つです

  • 利用者の日常生活のサポート
  • 送迎業務
  • レクリエーションの企画・実施

介護職員は、利用者の日常生活をサポートし、一人ひとりの状態に合わせて日常生活の介助を行います。

また、利用者の送迎を行うのも介護職員の仕事です。利用者が送迎車へ乗り降りする際の介助や乗車中の見守りを行います。運転手がいない施設では、介護職員が送迎車を運転する場合があります。

さらに、レクリエーションの企画・実施も介護職員の大切な仕事です。利用者が楽しみながら、心身機能の維持・向上を図れるようなプログラムを考えます。

これらの業務を通して、利用者がその人らしく、心地よい時間を過ごせるようサポートするのがショートステイの介護職員の役割です。常に利用者の状態に気を配り、寄り添いながら業務を行いましょう。

1日の業務の流れ

ショートステイの介護職員の勤務は、日勤と夜勤に分かれます。

1日の業務の流れは以下の通りです。

【日勤】

08:00    出勤・夜勤スタッフからの申し送り

08:30 送迎:利用者を自宅まで迎えに行く

09:30 バイタルチェック・入浴介助

12:00  昼食準備、昼食、食事介助

13:00 口腔ケアなど(交代で休憩)

14:00  レクリエーション、機能訓練

15:00 おやつ

16:00  送迎:帰宅する利用者を自宅に送る

17:00 退勤

【夜勤】

17:00  出勤・日勤者からの申し送り

17:30  夕食準備

18:00  夕食、食事介助

19:00 口腔ケア、就寝準備など

21:00 居室の巡回・見守りなど(交代で休憩・仮眠)

06:00 起床、着替え介助、排泄介助

07:00  朝食準備、朝食、食事介助、口腔ケア

09:00 退勤

ショートステイで働くやりがい・メリット

1泊2日から利用できるショートステイは、利用者の入れ替わりが早いのが特徴です。

このため、ショートステイで働くと、年齢や介護度、心身状態、ケア方法が異なる幅広い利用者に対応するスキルを身につけることができます。介護職として専門性を高め、貴重な経験を積める職場となるでしょう。

また、ショートステイには繰り返し利用する方も多く、「ここに泊まるのが楽しみ」「いつもありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあります。利用者との信頼関係の構築は、大きなやりがいにつながるでしょう。

利用者のご家族からも「ゆっくり休んでリフレッシュできた」「安心して用事を済ませられた」と感謝されることも、ショートステイの仕事にやりがいを感じられる瞬間だと言えます。

ショートステイの介護職員に向いている人

ショートステイの介護職員に向いている人の特徴は、以下の通りです。

臨機応変に対応できる人

ショートステイでは、利用者の状態や体調に変化があった場合、すぐに対応する必要があります。利用者同士のトラブルや、突発的な事故など予期せぬ出来事にも冷静かつ迅速に対処する能力が必要です。

多くの利用者と関わりたい人

ショートステイでは、日替わりで多くの利用者と関わることになります。そのため、人と接することが好きで、様々な人とコミュニケーションを取ることが苦にならない人が向いています。

まとめ

ショートステイは、要介護者の生活支援と介護者の負担軽減を目的とした短期入所サービスです。

介護職員の主な仕事内容は、利用者の日常生活のサポートのほか、送迎業務やレクリエーションの企画・実施です。ショートステイでは、短期間で多くの利用者と関わるので、介護の専門職として幅広い経験を積むことができるでしょう。

ショートステイでの介護の仕事に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました