保育士がスキルアップするために役立つ資格と研修8選!受講方法も紹介

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保育士として働くなかで「もっと専門性を高めて、子どもたちの成長に寄り添いたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、保育士のスキルアップに役立つ資格や研修をご紹介します。

保育の質向上はもちろん、昇給やキャリアチェンジに有利になる可能性もありますので、ぜひ最後までお読みください。

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保育士がスキルアップするメリット

保育士がスキルアップするメリットは、以下の3つです。

  • 保育の質が高まる
  • 保護者の信頼を得られやすくなる
  • 昇給や転職に有利になる

資格取得や研修のために学ぶなかで、より専門的な知識や最新の情報を得られます。

その結果、保育の質が向上し、保護者からの信頼性も高まることが期待できるでしょう。

資格によっては昇給につながったり、転職を検討する際に有利に働いたりする場合もあります。

保育士のスキルアップに役立つ資格5選

保育士のスキルアップに役立つ資格はたくさんありますが、今回は厳選して5つご紹介します。

幼保英語士(幼保英語検定)

英語教育に力を入れている保育施設で働きたい方におすすめです。

資格の概要乳幼児との日常的なやり取りや保育活動を通じて、子どもの英語力を育むスキルを学ぶ。幼保英語検定を取得した保育士を「幼保英語士」と呼ぶ。
保育現場での活用例・英語を用いた保育活動を行う・英語の絵本を読み聞かせたり、歌をうたったりする・子どもたちが英語を通して異文化に触れられるよう促す
取得方法・4級~1級に分かれており、1級は大学上級程度の英語力が必要。・受験方法は、対面またはオンライン。・受験内容は、リーディングとリスニング。・準1級、1級は2次試験あり。
URL一般社団法人 語学英語検定協会https://gogaku-kentei.com/about/

チャイルドマインダー

ベビーシッターや企業の託児所など、少人数保育に興味のある方におすすめです。

資格の概要家庭的な雰囲気を大切にしながら、少人数保育で子どもの個性を尊重しながら成長を促す関わりを実践する保育専門職。
保育現場での活用例・小規模保育園で保育士兼チャイルドマインダーとして活躍・訪問型保育士として、子どもの自宅でマンツーマンで関わる・企業の託児所やショッピングセンターの保育ルームで子ども達と関わる
取得方法・養成講座を受講し、講座終了時の筆記試験に合格することで取得可能。・受講方法は、通学と通信の2種類がある。
URLチャイルドマインダージャパンⓇhttps://www.childminder.jp/

食育インストラクター

保育施設はもちろん、家庭での食事づくりにも役立てられる資格です。

資格の概要健康的な食生活や食材選び、栄養バランスに関する知識を持ち、食育を推進するための指導者としての資格。
保育現場での活用例・子どもに食事のマナーや和食の知識を教えられる・行事食や旬の食材などを子どもに伝え、食に関する歴史的背景や知識を深める・年齢や発達段階に応じた簡単な調理やおやつ作りを行い、達成感や満足感を与える。
取得方法オンラインで受講後、最終課題をクリアすることで資格取得可能。※オプションでオフライン併用学習もあり。
URL食育インストラクター養成講座https://gakubun.net/item/C270000/

絵本専門士

保育施設では欠かせない、絵本の読み聞かせに役立つ資格です。

資格の概要絵本に関する高度な知識と、読み聞かせの技能と感性を備え、子どもの読書活動を豊かにする専門家。
保育現場での活用例・子どもの年齢や好みに応じた絵本や紙芝居などの選定および読み聞かせ・図書館や医療機関などでのワークショップの開催
取得方法・保育士資格を取得していれば、受験資格を満たせる。・受講者選考を経て合格したもののみ、指定会場にて講習を修了することで取得できる。
URL国立青少年教育機構https://www.niye.go.jp/services/ehon.html

医療保育専門士

医療施設や病児保育での就労を希望する方におすすめです。

資格の概要医療を必要とする子どもとその家族を対象として、専門的な保育を実施し、子どもと家族の生活の質を向上させることを目的とした資格。
保育現場での活用例・病院に入院中の子どもや病(後)児保育、障がい児施設などを利用する子どもに対して、1人ひとりの症状に応じた保育を提供する。・施設を利用する保護者の不安や悩みに寄り添い、助言やアドバイスを行う。※医療行為は行わない。
取得方法・受験資格を満たした後、研修の参加や課題の提出、口頭試問などを経て認定証が交付される。※資格更新制度あり。
URL一般社団法人 日本医療保育学会https://iryouhoiku.jp/

保育士とのダブルライセンスにおすすめな国家資格2選

「ダブルライセンス」とは、2つの資格を取得することです。

ここから、保育士とあわせて取得すると専門性の向上や転職に役立つ国家資格をご紹介します。

社会福祉士

社会福祉士は、児童や高齢者、身体または精神に障がいのある人のほか生活困窮者などの日常生活を送るうえで困難を抱える人をサポートする国家資格です。

就職先も児童福祉施設のみならず福祉事務所や社会福祉協議会、精神保健福祉センターなど多岐に渡るので、働き方の幅を広げたい方におすすめの資格だと言えます。

資格取得ルートは、こちらの記事でくわしく解説しています。

介護福祉士

介護福祉士は、身体または精神の障がいにより日常生活を送るのが困難な人に対して、専門的な技術で介護を行う国家資格です。

高齢者の介護を行う職種というイメージが強いかもしれませんが、障がい児のケアやサポートを行う際にも役立ちます。

また、近年増加している「養老複合施設(※)」に転職する場合、介護福祉士を取得しておくと有利に働くでしょう。

資格取得ルートは複数ありますが、保育士資格を所有している場合、受験資格を得るまでの期間を短縮できます。

くわしく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

(※)養老複合施設・・・高齢者福祉施設と保育施設が同じ敷地内もしくは隣接する土地にある施設のこと。

保育士等キャリアアップ研修の受講もスキルアップにつながる

国が保育士の専門性の向上と処遇改善を目的に導入している「保育士等キャリアアップ研修」の受講も、スキルアップの選択肢としておすすめです。

保育士の経験年数と受講した研修に応じて、「職務分野別リーダー」「専門リーダー」「副主任保育士」の役職への就任を目指すことができます。

各役職に就任すると、職場によって月5千円〜4万円程度の手当が支給される場合があるため、給与アップを目指す方は受講を検討してみましょう。

まとめ

これまで、保育士は役職が少なく、園長や主任保育士以外は一般保育士としての配置となるため、給与が上がりにくい環境とされていました。

しかし、近年ではほかの資格を取得したり国が導入した研修を受講したりすることにより、給与アップやスキルアップのチャンスが増えています。

ご自身が希望するキャリアプランに応じて、今回ご紹介した資格や研修の受講をぜひ検討してみましょう。

小原 宏美

大学で音楽療法を学び、卒業後は児童養護施設、高齢者通所介護施設にて勤務。生活支援と並行して、音楽療法による利用者のQOL向上に取り組む。現在はフリーライターとして、子育てや美容などに関わる記事を執筆している。保有資格:保育士・介護福祉士・日本音楽療法学会認定音楽療法士(補)

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