介護福祉士合格後はどんな手続きが必要?資格登録の流れをご紹介

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第35回介護福祉士国家試験は、2023年1月29日に実施されました。

合格発表は、3月24日に予定されています。

この記事では、介護福祉士国家試験の合格後の手続きや、資格登録に必要な書類についてご紹介します。

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介護福祉士試験に合格した後の大まかな流れ

試験の合格後の流れは以下の通りです。

3月24日:合格発表

 ↓

3月下旬:合格通知と申請書類などが届く

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登録に必要な書類を提出

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試験センターが受理し、審査・登録を行う

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提出から1カ月後:登録証の交付

介護福祉士国家試験に合格すると、受験願書へ記載した住所に合格通知と免許の登録申請書類、登録の手引きが届きます。登録に必要な書類を送付し、試験センターで受理されると、審査・登録が行われます。その後、申請から1カ月程度で介護福祉士の登録証が交付されます。

介護福祉士登録申請に必要なもの

介護福祉士の資格登録には、以下のものが必要です。

  1. 登録申請書
  2. 登録免許税「収入印紙」の原本
  3. 貼付用紙
  4. 登録手数料「振替払込受付証明書(お客様用)の原本
  5. 本人確認書類として、以下のいずれか1つ

・戸籍の個人事項証明書原本

・戸籍抄本の原本

・本籍地を記載した住民票の原本

資格登録には、必要な書類に加えて、収入印紙なども必要です。これらは、平日に役所や窓口に出向いて準備することになるため、スケジュールを立てて効率的に進めましょう。

登録申請書

登録申請書には登録免許税として9000円分の「収入印紙」を忘れずに貼り付けましょう。収入印紙は郵便局などで購入できます。※収入証紙と間違えないようにしましょう。

貼付用紙

貼付用紙には「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本を貼り付けます。

同封されていた「払込取扱票」に必要事項を記載し、郵便局等で登録手数料(3320円)を支払うと「振替払込受付証明書(お客さま用)」が渡されますので、貼付用紙に貼りつけて提出しましょう。

外国籍の方

外国籍の方の場合は、以下のものが必要です。

  • 中長期在留者、特別永住者:「国籍等を記載した」住民票の原本
  • 短期滞在者:パスポートその他の身分を証する書類のコピー

受験資格見込みで受験した方

受験資格見込みで受験した方は、合格後に以下のような書類が必要となります。

  • 実務者経験証明書
  • 実務者研修修了証明書
  • 介護技術講習修了証明書
  • 卒業証明書

これらの書類を提出しなければ試験の合格が無効となってしまいます。それぞれの受験資格で提出する書類が異なりますので「手引き」でよく確認したうえで提出しましょう。

資格登録までの流れ

介護福祉士の登録に期限はありません。しかし、登録しなければ「介護福祉士」として名乗ることができないため、介護福祉士としてすぐに働く予定のある人は、速やかに登録申請を進めましょう。

ここでは、資格登録までの流れを詳しく紹介します。

簡易書留で郵送

必要書類が揃ったら、同封されていた封筒に入れて、郵便局から「簡易書留」で試験センターへ送付します。書類に不備がないか確認しながら封筒に書類を入れていきましょう。

試験センターが受理

送付後は、試験センターが受理し、審査・登録を行います。

登録証の交付

提出された書類に不備がなければ、提出から1カ月程度で、試験センターから登録証が発送されます。

レターパックプラスで送られてくるため、保管期間内に受け取るようにしましょう。

登録証を紛失・汚損した場合

交付された登録証を紛失・汚損した場合には、試験センターへ登録証の再交付手続きを行う必要があります。

再交付に必要な「登録証再交付申請書」は、試験センターのホームページから取得することができますので、プリントアウトして必要事項を記入しましょう。

また、登録証の再交付手数料として、1200円が必要です。手数料は所定の金融機関で払い込み、「振替払込受付証明書」の原本を「貼付用紙」(試験センターのホームページから取得可能)に貼り付けます。

必要書類が準備できたら、新規登録の時と同様に、郵便局の窓口から「簡易書留」で郵送しましょう。

提出された書類に不備がなければ、1カ月程度で再交付された登録証がレターパックで送られてきます。

登録内容を変更したい場合

交付された登録証に記載された「氏名」「本籍の都道府県(外国籍の方は国籍の変更)」の登録事項に変更が生じたときには、速やかに変更登録を行う必要があります。

登録変更に必要な「登録事項変更届書」と「貼付用紙」は、試験センターのホームページからダウンロードが可能です。プリントアウトして必要事項を記載しましょう。

変更登録の際にも手数料として1200円が必要です。所定の金融機関で払い込み「振替払込受付証明書」の原本を「貼付用紙」に貼り付けましょう。

必要書類が準備できたら、郵便局の窓口から「簡易書留」で郵送します。

ただし、本籍の変更のうち「都道府県が変わらない」場合の手続きは不要ですので注意してください。

まとめ

介護福祉士国家試験の合格後、介護福祉士として働くには、資格登録が必要です。登録しなければ介護福祉士と名乗って働くことができません。

登録申請をしてから登録証が交付されるまで1カ月程度かかるため、働く予定のある方は、合格通知が届いたらすぐに手続きを行いましょう。

申請の手順や必要書類などを事前に確認しておくと、スムーズに手続きを進められます。また、余裕をもって手続きを進められるようスケジュールを確保しておくことも大切です。

中谷ミホ

介護福祉士、相談員、ケアマネジャーとして介護現場で20年活躍。
現在はライターとして、介護業界での経験を活かし、介護・福祉に関わる記事を多く執筆しています。
保有資格:介護福祉士/ケアマネジャー/社会福祉士/保育士/福祉住環境コーディネーター3級

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